ウイルスによる風邪の場合は、基本的にはウイルス自体に対する薬は存在しないため対症療法が中心となります。
インフルエンザの検査をし、インフルエンザであればタミフルやイナビルなど抗ウイルス薬を使うことが多いです。
また頭痛や鼻汁、咽頭痛に対しては、解熱鎮痛剤などや鼻炎薬の使用といった対症療法になります。
膿を伴った痰が出たり、細菌の感染やウイルスと細菌の重複感染を示唆する場合は、抗生物質も併用していきます。
眠くならない薬として、当院ではインフルエンザなどにも効果があるとされる漢方薬を積極的に処方していきます。
いわゆる風邪などのウイルス感染により鼻の粘膜が傷害され鼻汁、鼻閉(鼻づまり)、くしゃみが生じる状態です。鼻水は透明でサラサラしており、鼻から垂れたり、また後方では痰として喉の方に周り自覚され、多いと咳に繋がる場合もあります。原因としては、ライノウイルスなどによります。対応としては、抗ヒスタミン薬など花粉症の時に使う鼻水をとめるお薬を使います。