突発性難聴とは
突発性難聴とは、文字通り、突然原因不明に難聴になる病気で、朝起きた時などに難聴、耳鳴り、耳のつまった感じ、めまいなどの症状で自覚され来院されます。聞こえの検査などを行い、また他に原因となる疾患を否定して診断は確定しますが、聴神経腫瘍にともなう難聴であったり、メニエール病など後に診断が確定し、突発性難聴の診断が変わることもあります。 治療としては難聴の程度が重い場合は入院し、点滴や耳のなか(鼓室内)にステロイドを入れる治療を行う場合や飲み薬のステロイドを使います。自然治癒もありうるため、難聴の程度が軽い場合はステロイドは使わずに血流を良くする薬や末梢神経に作用するビタミンB12製剤のみを使用(内服)することもあります。 治りは完全に元に戻る方はおよそ40%程度と言われております。糖尿病や腎不全にて透析を行なっている方などは予後不良の場合もあります。また聴力が改善してもふらつきや耳鳴りが残る方も稀におられます。難聴が高度の場合、入院の希望があれば紹介状を作成します。
新宿耳鼻科 住所 新宿区西新宿1-12-10 八洋ビル4階