匂いがしないとは
アレルギー性鼻炎や花粉症、鼻風邪など、鼻水が多くなり、鼻の中が
炎症で腫れてしまうと一時的に匂いがしなくなることがありますが、
基本的には鼻の症状が治まることで、匂いもしてくることが多いです。
まずは鼻汁を止めたり、鼻の中の腫れを押さえるといった治療を行なって行きます。
ほかに風邪などが治ったあとでも、症状が持続する特発性と呼ばれる嗅覚障害があります。
ウイルスなどの関与が疑われておりますが、風邪などの症状が全く無くても生じる場合があります。
まず鼻の中を、副鼻腔炎や鼻茸などの炎症や閉塞が無いか詳しく診察したあと、アリナミンの注射で嗅覚障害を調べます。
副鼻腔炎などあればその治療を、全く鼻内に問題がない場合は、
点鼻ステロイドや当期芍薬散などを用いて加療していきます。